はじめての梨本塾 〜いよいよトミン!〜

 前回のエントリで梨塾参加までのきっかけを書きましたが、自分はこれまでトミンどころかどのサーキットも走ったことがない。初サーキットにかなりドキドキ。


 土浦トミンサーキットに到着してまず思ったこと、「意外とでかい!」。梨本塾のムービーを見てる限りでは意外と小さそうに見えた(実際サーキットとしてはとても小さいコース)のですが、本物を目の前にすると意外とコースが広く、アップダウンもありました。


 イベントのはじめはAクラスのフリー走行。正直、皆速すぎてビビる。最終コーナーへの進入とかホントすごい迫力に感じます。ムービーで見るより迫力は一回りもふたまわりも上です。バンドのコンサートがCDよりも良いのと同じ。


 初心者を大歓迎してくれる梨本塾だけど、上の人のレベルも相当なものです。

■ Cクラスフリー走行

 そしていよいよ、自分のいるCクラスの走行。皆に色々とアドバイスをもらいながらコースインしての感想、「楽しい!!」。恐怖感はまったくありません。公道を走る方が何倍も気を遣います。



 そして、一旦ピットインして、塾長のアドバイスをもらう。

  • まずは無理をしないでコースになれること
  • コーナーではとにかく遠くを見ること。視線だけじゃなく、首ごとコーナー先に向けること
  • ストレートで目一杯スロットルを開けることに集中。ブレーキはがんばらないこと


 「そんな基本的なこと?」と思っても、意外と基本的なことができないもんです。そして、「毎週同じように走る」ことがとても難しいです。ギターだって、初心者は毎回同じように弾けません。


 でも、ムービーを見てると「自分なら意外とできそう」って正直思ってた部分もありました。もちろん、上位の人のようには走れないけど、ある程度それなりには走れるだろうと思ってた。が、実際は、見ててできそうなことは、自分で走ると全然できない。。。



 塾長の言ってた「スロットルを目いっぱいあける」は、2速固定ならばとりあえず最大開度までストレートで開けることはできるようになった。ただ、加速したら必ず減速がある。


 バイクのブレーキはブレーキレバーだけじゃなくて、全身を使う必要がある。はじめのうちは、むしろレバー操作はどうでもよくて、体のホールドとか、バンクに向けた体重移動の方が難しく大切かなと感じます。



 今まで加速したことないようなGで加速するので、ブレーキングが本当に難しい。何度もリアロックさせてしまい、リアがカタカタカタ…と怖い挙動を示す。原因はフロントに荷重が乗りすぎで、かつリアブレーキが強すぎなこと。


 サーキットでは初心者はリアブレーキ要らないかも。最後の方はほとんどリアブレーキは無視でした(時々忘れて踏んじゃって、またカタカタカタ…だったけど)。


 荷重を後ろに持ってくるという話だと、後ろ気味に座って、へそを引っ込める体勢がよさそう。あとは、体重がもっと重い方がいいのかな。52kgではバイクに対して軽すぎる気がする。。。


 コーナーでは遠くを見る。これはできてるつもりだったけど、サーキットではまた違いますね。本当にコーナー入口から遠くを見ておかないと、インに着くのが早すぎてしまって、なかなか加速できずだらだらとコーナーを過ごすことになる。



 インに早く着きすぎる理由はもう一つあって、ブレーキのリリースポイントが早いこと。でも、もっと奥にリリースポイントを取るのは身体が拒否するので、無理はしないことに。


 今回は、アクセル全閉からブレーキ開始をすぐにしていたのでギクシャクしたけど、慣れるまではアクセル全閉の後、一瞬おいてからブレーキするようにすれば、全然違うように思う。これは次回必ず実践したい!

■ K-RUN GP

 1周目の左コーナーでまたリアをロックさせてしまって、コースアウト寸前(泣)その後は誰とも絡むことなく、最後尾でひたすら走ってました。まあ、レースというより、コースに慣れるのをひたすら続けてる感じでしたね(^^;


 後で写真で自分の走り方を見たけど、思ってるよりバンクもしてないし、思ってるより体重移動もできてないみたい。思ってるより前乗りだし、思ってるよりコーナーの先を見てない。これ見てて、素直に感心した。勉強になった。




 帰ってからあらためて頭の中を整理すると、いろいろなことが分かった気がする。峠を何十回走るよりもサーキットを一回走る方が勉強になるというのは間違っていない。


 参加して本当によかったな、と思います。走る楽しさの意味でも、このコミュニティのよさの意味でも。

  • 初走行でのベストタイム:34秒179


# しにちなかおさん撮影の写真を使用させていただきました。
# ありがとうございますm(_ _)m