20100926_梨本塾9月 (トミン27回目)

ベストな気候の中、9月の梨本塾に参加してきました。
自分は人一倍暑いのが苦手なので、この日のように24度くらいまで下がってくれると非常に助かります。そういえば、今回で梨塾のスタンプカードが埋まりました。1年前、2009年9月の梨塾を振り返ってみると、はじめて30秒台が出せたのがこの2009/09梨塾だったようです。その前の月2009/08のときは32秒台でした。

フリー走行 #1、#2

調子が悪いということはないんだけど、なんだかイマイチ調子が乗り切らない。
タイヤもスーパーコルサになったのに、はじめのうちは30秒フラットくらいで推移していました。どこが悪いというより、単に「スイッチが入らない」感じで始まりました。



その後、徐々に気持ちよく走れるようになってきて、フリー走行 #2の最後の方は、数周だけ28秒台にも入るようになっていました。でもやっぱり、全右コーナー進入のブレーキングがうまくできない。なぜか強いブレーキがかけられず、手前から弱いブレーキをだらだらかけているため、サスも沈まないし、ブレーキリリースによる落差を使って曲がることができてない。以前よりタイヤのグリップが上がって、感覚も変わっているし、寝かせたときの減速具合も大きくなってる??



上で“全右コーナー”と書きましたが、唯一左コーナーに関しては今回非常に楽しく走れました。帝王からきちんと立ち上がり加速 → スロットルを戻してからブレーキまでの一瞬で腰を右から左にオフセット → ブレーキ → リリースと同時にイン側ステップを足側面で下へ押し込む → グリっと早めにバンクして向き変え、という一連の流れがビシッと決まるのです。これが今回の一番の収穫だったように思います。忘れないようにしなきゃ。また、ステップを踏んでステアリングヘッドを切らせる方が、セルフステアの阻害をより少なくできるようです。

フリー走行 #3 & タイム計測

昼休みに「調子はどうよ?」と聞かれた皆さんには「これからです」と答えておきました(笑)自分はなんだかプレッシャーが良い方向に作用するタイプのようで、用意されたイベント(タイム計測とかレースとか)が合った方が良い結果を生みます(=良いタイムが出ます)。


でも、フリー走行 #3前にピット入口にバイクを並べて待っている時、「今日こそはいつも通りいかないなじゃいかなぁ…」なんて考えが頭をよぎります。調子を出せずあれこれ考えてしまって、平凡なタイムで10周を終えてしまうんじゃないかと。


で、実際走ってみた感じはフリー走行 #2の終盤と同じような感触でした。左コーナーはうまく行くけど、それ以外は全体的に詰められない感じ。


さて、グリッド発表のアナウンス。気になるのはnsr-eさんや笈○さんのタイム。



Bクラス初ポールポジション!そして、梨塾の公式記録に初めて28秒台を記録できました!
ここからレース展開を考え始めます。梨塾ではフロントローは全員同じ横一列。予選2位のnsr-eさんのNSR250、高○さんのR600、マシン的には自分の600RRがスタートで敵わない2台ではない。でも、気を抜けば一発で抜かれるライダーとマシンなのでスタートが重要だな、とか。正直、この予選グリッド発表時点でK-RUN GPで勝つプランと共に、実際に勝った自分を想像してました。

■ K-RUN GP

久々のフロントロー。今年の1月塾以来です(あのときはのポールポジションは加○さんでした)。やっぱり最前列は良い!自分の走り次第で、1コーナーに一番に入れるかもしれないポジションはワクワクします!


フラッグが掲げられ、スロットルを煽って回転を適度のキープ。「回転を高くし過ぎるとクラッチミートがゆっくりすぎてしまって、逆に加速が鈍ってしまう」という前回の反省を踏まえ、今回はある程度の回転に抑えてクラッチミートを早めに済ませる作戦。



「結構うまくいったかな」と思って横のnsr-eさんを見ると、自分よりもスタート直後は前にいるもよう。



ここで「先に行かれてしまう!」と思って、さらにクラッチをスパッとつなぎました。バイクのパワーに任せて何とか1コーナーはトップを死守!



1周目はミスをしないよう、堅実に走り切る。2周目のホームストレートエンドでも背後にエンジン音が聞こえ、左コーナーで振り返った際にもバイクが見えるので、ピッタリくっついていることが分かります。今日の自分は1コーナーが全然突っ込めていないことは分かっていますが、それでもストレートエンドでの気配の近さには正直驚きました。最終コーナーが苦手な自分に対し、きれいにコーナーを回って立ち上がっているのでしょう。



ただ、NSR250では、1コーナーで回転が落ちすぎると帝王に向けた加速は難しくなるので、自身の理想のラインと速度で走れなければ、帝王でさされることはないと判断。しかも、自分は帝王の進入は元々(ブロックするつもりがなくても)ブロックラインなので、ここはあまり気にせず走ります。



600RRに対してNSR250が狙ってくるところといえば、やはり左ヘアピンの進入となるかと思います。ただ、あからさまにブロックするよりもきっちり走って勝負したいという思いもあり、左ヘアピンは普段通り外から入ります。その分、帝王からの立ち上がりはきっちり加速させます(タイヤを替えたらここの加速が全然違います)。


そんな走りをしばらく続け、何周回に一回、左ヘアピンで後ろを振り返って後続を確認します。それでも、最後までまったく離れずに追ってくる一台があります。nsr-eさんはずっと後ろにつきっぱなしのようです。それどころか、いつ抜こうかと狙っているに違いありません。



ホームストレートでの残り周回数が3周になったあたりから、かなり背後が気になります。それまで、仕掛けようと鼻先を突っ込みかけるところもなく、まったく手の内を見せられていないのです。



自分にできることは集中して一生懸命逃げることがしかできないので、それで最後まで走り切りました。ついにBクラス初優勝!



塾長から祝福の言葉をいただき、チェッカーフラッグを受け取ります。チェッカーフラッグを持ってウィニングラップを走るのは、12月のCクラス優勝時以来です。テンションが上がりつつも、「ああ、よかった〜。ついにBクラス優勝できた…」という落ち着いた達成感もあります。

■ 走行メモ

・ 今回一番の収穫は、前述の通り、帝王立ち上がり〜体重の左右載せ替え〜ブレーキ〜イン側ステップ踏み込み、のリズムが身に着いた(思い出せた)こと。走るときは毎周頭で意識すること。

・ なかおさんの写真を見ると、自分だけ手前に移ってる。本来カメラを構えているところに到達してない。つまりはスピードが出てないということだと思う(なかおさんありがとうございます!)。

・ 帝王立ち上がりでは脱力を心がけてたけど、他のコーナーはまったくできてなかった。写真を見ても、頭がバイクの中心線より外にある。

・今日の調子自体は、普段との相対比較ではいいけど、そもそも安心して身体を預けられてないずっとの問題は解決できてない。。それが塾長からいただいた終盤での話だと思う。



# 今回もしにちなかおさん撮影の写真を使用させていただきました。
# ありがとうございましたm(__)m

ディアブロスーパーコルサ SC2 走行時間計: トミン3.0時間+自走2往復+α