Tシャツ+メッシュジャケットだと行き帰りが若干寒いくらいの9月末。日差しも風も適度にあり、サーキットを走るにはちょうどいい季節!
前日にフロントキャリパーのメンテを行ったのですが、初めて自分一人でやった前回よりも上手くいき、フロントスタンドでタイヤを車体を持ち上げて回すと、軽く回しても2回転半回ります(思いっきり回すと回り過ぎて正確にカウントできなかった)。メンテ前は思いっきり回しても1回転しなかったのに。この引き摺りの少なさが、ブレーキリリースの効果につながってくるので楽しいです。
他にも、前回試して好調だったタンクエンドを今回は自分で購入(KDCサービス製。45mmバック)して付けたことや、リアのレーステックK2も楽しみです。なぜリアだけ違うかって?単純に在庫切れなのですよ(爆)
今回は参加台数が36台と多く、自分が参加した中では初の4クラス開催(以前はほぼ毎月4クラスという時期があったみたいですけど)。久々にお会いした方も多かったです。
■ 午前フリー走行
路面温度が低くなっているので普段より長めにウォームアップ走行。この辺はトランポ組とは差が出るところですが、正直それほどデメリットにも感じていません。タイヤが温まったところで走ってみますが、タイヤが新品だからか、銘柄によるところなのか、タイヤが硬い(ゴロンと転がる)感じがします。どうやら、ディアブロスーパーコルサからレーステックに変えると、他のライダーもそういう印象を持つようです。空気圧を普段より0.2キロほど落とした方が走りやすかった。
KDCのタンクエンド(45mmバック)はやっぱり良い! 「後ろに乗る」というより、これでやっと「真ん中に乗る」ことができている気がします。バイクを操るためにしっくりきます。あまりうまい例えではないのですが、レンチを回すという力をかけるとき、今まではレンチの柄を短く持って回していたのに対して、今回はレンチを長く持って力を入れて回しやすい感じです。これは自分の体重の軽さも影響しているかもしれません。というか、している気がする。
ただ、今回は仮止めしかしていないので、(構造上外れることはないのだけど)微妙にタンクエンドが動いてしまって気を遣ってしまった。あと、STOMPGRIPの上にタンクエンドを付けているので、タンクが滑るのでいつもと感じが違う。
今回いただいた塾長からのアドバイスは「視線を広くとること」です。なるほど、近い/遠いじゃなくて狭い/広いの捉え方。今の自分に必要な考え方だと納得しました。これは空間的な軸だけじゃなくて、時間的な軸も合わせてのことだと思います。もっと先の空間をイメージしながら、先の時間をイメージして、どうやって走って行こうとするのかを考えていかないとダメですね。今は「突っ込み」「向きが変わるまで待ち」「立ち上がり」で、真ん中のフェーズは完全に受動的になってしまっています。
■ タイムアタック
今回は27秒フラット以上の持ちタイムのライダーが少なくとも(=自分が知ってるだけでも)4人。ベストタイムでいえば、自分はこのライダーたちに次いで5番目以下です。その中でフロントローを取るのは難しい。「今日はダメだ〜」なんて言ってる人の言葉もアテにはなりません(笑)
今日はクラス数が多いのでいつもより30分早くタイムアタック開始。ゼッケン順に並ぶので自分の前には自分より速い人がいるのですが、自分は引っ張られてベストが出ることはほぼ皆無なので、計測開始とともに一旦ピットイン。そして、空いたところを探してピットアウト。
走った印象は「悪くはないけどベストでもない」という感じ。ピットに戻ってきて自分のLAP SHOTを見るとベストが27秒42。これだと良いと3位には入りますが、最悪サードロー。今のところ、上位2人は飛びぬけているのですが、その下はかなりタイムが拮抗しています。ベストラップが27秒0なお二人や、最近の上達っぷりが凄いW邉さん、先日27秒に入ってベストを更新中のE本さん、バイク乗換前はトップ常連のE沼さん、初参加で27秒台なyuuさん。誰がどの順位でもおかしくありません。
結果はなんとか3位。最近では定位置になりつつありますねf(^_^;
今回はなんとAクラスの全員が28秒を切ってきました。やはりW邉さんともタイムが近いし、自分はフロントローの優位性を活かし、なんとかスタートでは最低3位をキープして逃げ続けるしかない!
ちなみに今回の自分のタイム、丁度一年前のブログを見てみたらAクラスのポールポジション相当のタイムでした。みんな速くなりすぎです( ̄▽ ̄;)
■ K-RUN GP
いつも通りフロントローのイン側からスタート。今回は先月と違ってフロントブレーキを使うのを忘れなかったけど、クラッチを離すのを丁寧にやりすぎてまたしても前二人には置いていかれた…。というか、自分のこと以上に前の二人のスタート争いを見て「おおお、すげーーー!」って言いながら走ってた気がする(笑) K-RUN Movieにも映っていると思いますが、2コーナーまでの先頭争いが凄まじかった。
自分が先頭集団2人からまず離されたのが3コーナー。インベタもダメだけど、必要以上に遠回りすると離されるんですよね。こういう無駄が分かるからレース(といってもK-RUNは順位が目的ではないけど)はためになりますね。1周目の最終コーナーの立ち上がりでもまた離され、自分は突っ込みすぎなことを思い知らされる。そして2周目が終わる頃には相当離された。こんなに序盤から離されたことは今までなかったくらい。
走りもばらつきがあって、最終コーナー進入では何度もリアがはねさせてしまったり。以前は「こんなんじゃ倒しこめない〜(泣)」って思ってオーバーラン気味にやりすごしてたけど、最近は「やってしまった〜」って感じで、(曲がらないけど)そのまま倒しこんでます。
とはいえ、自分個人のタイムは今までと比べても悪くなかった。というか、アベレージは今まででベスト付近だと思う。後に計算してみたら1周目を含めても平均が27秒台でした。
順位的なことを考えると、前の2人は遠くに行ってしまったので、現実的には後ろに抜かれないための走りになってくる。左ヘアピン立ち上がりで後ろをチラッと見ると白いカウルのバイクが見える。おそらくはGSX-R600のあの人だ。ただ、その付近にW邉さんが見えなかったのでおそらくは、自分の真後ろにいるんだろうと思って全力で逃げます。なんかマシ耐の状況と同じだなーと思いつつも、今回は暑さでバテてないので、インフィールドでもペースを緩めずに走ります。それでも、マシ耐のときよりもビタづけされてます。
W邉さんに追われる自分f(^^; (写真提供:みっち〜さん)
続きは...公式レポートをどうぞ♪
⇒ 第九回 梨本塾レポ 3 K−RUN−GP Aクラス
今回は帝王立ち上がりから左ヘアピン手前のブレーキングにかけてとある試行をしていたのですが、そのせいもあってか、この部分で特にW邉さんに詰められていたみたいです(後から聞いた)。とある試行というのは特別なことではなくて、自分は今まで、3コーナー立ち上がる→アクセル戻しながら腰を右から左にオフセットする→ブレーキングする、の流れだったのですが、この真ん中の部分の空走区間がやはり無駄だと分かったので、それを改善する試みでした。
右にオフセットしたままブレーキングを開始して、ブレーキングしながら腰を左に載せ替える、ということをやろうとしていたのですが、これだとブレーキングが甘くなってしまって、ブレーキ開始タイミングが早く、かつ長くなってしまっていたようです。同じようなことは最終コーナー手前でもやっているはずなのですが、左右が逆になるとまだちょっと慣れないみたい。
マシン的なアドバンテージがあってか、W邉さんより何とか前でゴールできていますが、もし予選で勝てなかったら今後は確実に厳しいです。同じ若手として40代に負けずに盛り上げていきましょう!(誰かに、もうお前若手じゃねーよ!(笑)って言われそうですが( ̄▽ ̄;)
梨塾は単にレースイベントではないんですが、やっぱりK-RUNだと学ぶことがいっぱいありますね。
それと、自分が走る以外にも他のクラスのK-RUNを見るのは相当盛り上がる。今回は全クラスともドラマがありましたね〜d( ̄▽ ̄)
■ 帰り
タンクエンド装着してからの初の渋滞に巻き込まれた。やっぱりいつもより辛い(泣) まあ、それを差し引いてもサーキットでバイクのベストポジションに座れることは大きいですけどね。ガムテープじゃなくて永久固定することにしよう。KDCさんには両面テープと言われたけど、ちょっと不安な気もする。さてどうしようf(^_^;
今日のセッティング
調整機構 | セッティング |
---|---|
FIN | S→2 (H→13弱) |
FT | H→3/4 |
FC | H→2 |
RIN | default (固まって回らない…) |
RT | H→1 |
RC | H→15 |
○タイヤ使用状況メモ:
前:ディアブロスーパーコルサ SC1 11時間+α(含ウェット1h)
後:レーステック K2 1.0時間+α