ブレーキメンテ

5月の梨塾のレポに写真を追加しました


いつも大体月イチくらいでブレーキキャリパーのメンテをやっています。ピストンの揉み出しにはずっとシリコングリスを使っていたのですが、今回は初めてメタルラバーを使ってみました。

スプレーから出た状態だと粘度が低そうに見えて「これで大丈夫なのかな?」と思ってしまいますが、実績はあるようですし、抵抗が少なくて良いのかもしれません。実際、メンテ後にブレーキレバーを握ってきちんとピストンを出してから、フロントスタンドでリフトアップしたタイヤを空転させるといつもより軽く回ります!

ちなみに、今回はメンテ前にタイヤを空転させると、思いっきり回しても1回転するかしないかくらいだった…。メンテ後はそれよりも弱い力で回しても3回転くらいは回る。次回の走行ではブレーキリリースの効果が期待できそう!


この作業、「もちろんやった方が良いことは分かるけど、ブレーキとか重要な部分だし、自分はそこまでしなくていいや…」と思っている人も多そうですが(というか自分自身がそうだった)、これはやった方が良いと思います。ステアリングが左右に切れるときの軽さが変わりますし、ブレーキをかけた状態からリリースしていくときの落差を利用して曲がることができます。

重要な部分なので、ネットや本の情報だけで始めるのは危険かもしれませんので、一度誰かに見せてもらうと良いかもしれませんね。当然「それでも自信ないし…」という人は無理に自分でやらない方が良いとも思いますが、定期的にバイク屋さんとかでメンテしてもらった方が良いと思います!


自分でやる場合、用意するものは、キャリパーのマウントボルトとパッドピンを回せる工具、歯ブラシ、バケツ(なければコップ)、中性洗剤、ウエス(自分はキッチンペーパーのようなものを使ってます)、ブレーキクリーナー、グリス(パッドの裏に塗るのは万能グリス的なもので良いですが、ピストンに塗るのはシリコングリス等)、ピストン回し、サービスマニュアル、トルクレンチ(CBR600RRの場合、15N・mと45N・mをカバーするもの)あたりですかね。

外装やチェーンの掃除くらいは自分でやってるという人であれば、パーツクリーナーやウエスは既にあるでしょうし、特別用意しないといけないのはピストン回し、トルクレンチ、シリコングリスくらいでしょうか。あとは、なくても可ですが、サービスマニュアルはこれに限らず手元にあると良いと思います。


ちなみに、自分はのりぞうさんとgaiさんに見せてもらって覚えました。その後、自分一人でやってみて徐々に自分なりのやり方を覚えてきた、という感じです。


ただし、繰り返しにはなりますが、重要な部分なので本当に注意してやってくださいね! もちろん自分でやる方がベターですが、目的はブレーキを良い状態に保つことなので、自信が持てなければプロに任せ(て、自分でもボルトの緩み等を定期的にチェックす)るのも一つです!