20110717_梨本塾7月(マシ耐III)(トミン49回目)

2ヶ月ぶりの梨本塾、去年に続き2度目の夏の耐久です。今年は1月、2月、5月とまだ3度しか参加していませんが、5月は梨塾には珍しく完全な大雨だったので、ドライは2月以来。素晴らしく天気良かったです!というか良すぎました(笑)

■ 去年のマシ耐

今年のレポートの前にちょっと去年の振り返りを…。去年のはブログを書いていないので、公式のレポートをどうぞ。

結果はBクラス予選7位(29秒58)、決勝6位。超バテバテ。午前中には1コーナーの後半でコースアウト、フェンスに激突して転倒…。なので、今年は何よりも無転倒で最後までイベントを楽しみきることが目標でした。ということで、ここからは今年の話に戻ります。

フリー走行 1

去年は調子に乗ってバテてしまったので、午前中は「まだイケる!」と思っても無理しない作戦。2週間前の練習でも熱中症になってしまいましたので…。

2速固定で28秒台に入れる→1速/2速併用でアタックして今日の調子を見る、の最近の流れで試したところ、ちゃんと27秒台(27秒6〜8あたりだけど)に入ることは分かった(ここで2速固定で走るのは、自分の場合、練習というよりコーナーの入り方に身体を慣らすことなのです)。ここで1度ピットインして塾長からコメントをいただいた。

「もう3cmほど後ろに乗ってみて。懐に余裕を持って走れるようになるといいね」とのこと(自分が記録した内容ですが…)。試してみたところ、やっぱりすぐには慣れるのが難しい。身体をホールドする時に変に力が入ってしまって、イン側に力を抜けない感じがしました。まだ慣れていないだけだと思うので、徐々に慣れていこうと思います!

さらに2度目にいただいたコメントを聞いて気付いたのですが、塾長が私に言いたかったのはフォームのことだけでなく、心構えやメンタル面を含めてのことだったのかな、と思います。

私がそれを聞いてイメージしたのが、1月のエッジテストで自分のCBRに乗っていただいたときの塾長の走りです(自分のバイクが一番イメージしやすい)。塾長なのでタイムもフォームもラインも良いのは当然なのですが、いかにも速いというよりはスムーズな走り方とか余裕とか、その辺を含めてのことなのかなぁ、と。

上記のコメントより先に「前に比べると大分走り方が良くなった」とコメントを頂いたのは、本当に嬉しかったです。(歴代も含めて)参加者がこれだけ多いのに、塾長は皆それぞれの走りを見てくれているんですよね。2年間そうやって見てきてくれて「良くなったよ」と言ってもらえるのは、なんだかとても嬉しかったのです。

その上で、今のタイムのままで良いなら今の走り方のままでもいいけど、さらに先を目指すのであれば、前述のもう少し後ろに乗った懐に余裕のある走りができるようになった方が良いとのことでした。

フリー走行 2

今回「次のトミンではこれやってみよう」と思って持ちこんだ課題は2つ。

  • コーナーの頂点を奥に取ってみる。「奥に」というのはインから離れるという意味ではなく、Vの角度が同じでも、Vを回転させて頂点を奥に取ってみるイメージです。さらに単純に「奥に」というのではなく、「これでいいのか?」と思うパターンを試してみる。

 

  • コーナー進入に関わる操作を順々に分ける。なんか一言でうまく表せないんですけど、特に最終コーナーで、腰を載せ替える → イン側に寝かせ始める → 膝を出す、の一連の操作を何となく同時にするんじゃなくて、きちんと各々の操作をしよう、ってことです。“結果として”同時になるなら全く問題ないと思うんですが、自分の場合「なんとなく」同時に行っていて、各々の動きがきちんとできていない気がするのです。オフセット動作も身体全体で横に動く形になっているので、身体の後ろの部分腰の移動量が少ないし。

これに気付いたのは↓の動画(Yukitaさんが撮影されていた動画です。引用させていただきますm(_ _)m)。自分のライディングと見比べて「ひょっとして?」と思ったのです。

自分の
 

H手さんの
 

タイムアタック

お昼を食べた後はタイムアタック。ピットロードでヘルメットかぶって待ってるだけで暑い(汗)

さて、ブレーキレバーの位置をアジャストし直してコースイン!意外と最初からいいペースで走れて、捨てた3周ほど以外はすべて27秒台に入るくらいのペース。27.3秒台が約4周連続で出てたみたいで、公式予選結果も27秒3くらいのはず。

で、公式結果はこちら。

社長さんスゴイ!骨折から間もないしこの暑さの中、27秒14とか!(驚)
自分もフロントローに並ぶことができた。前回のドライ(2月)と同じ位置だ。

ちなみにLAP SHOTでは27秒34が出て、4/2にヤグチさんタイムを競り合って出したベストを0.05秒更新しました!

タイムアタック時、みっち〜さんが帝王コーナー奥から写真を撮影してくれていたのですが、連続で撮ってくれていたのでそれを並べてみます。
自分のライディングとしては、決勝時より明らかに予選時の走りの方が良い走りをしています。

   
   
   
   
 

■ K-RUN GP

ウォームアップラップを走り、「この暑い中30周も走るのか〜」と覚悟を決めてグリッドに着きます。

フロントローの一番イン側からスタート!

 

 


「何分の1かの確率くらいの可能性だけど、運よくスタートで前に出られれば…」と思っていましたが、前回ドライ時(2月の塾)同様、やっぱりスタートは失敗。自分の場合、タコメータ見ない方がいいかも。回転数云々もそうだけど、回転数を「合わせよう」としてしまって良くない気がする。今まで上手くいったスタートは、そういえばタコメータ見てなかったような気もするし。

先を越されたH見さん、社長さんに何とか着いていこうと思いましたが、ホールショットをとったH見さんは最初からずっと速かった。3周目くらいからは明らかにペースが違うと感じていました。骨折からまだ完全復活していない社長さんも、27秒フラット前後で走り続けるのは難しいようでした。

自分もはじめの10周弱は社長さんの背中が見える位置で走っていましたが、段々そのペースに合わせるのが辛くなってきた。あとでLAP SHOTを確認したところ、2〜8周目くらいは27秒台後半。そこから後は段々ペースが落ちて、最後の方は28秒半ば(ときには28秒後半=ベストの1.5秒落ちで)で走っていました。

 

10周目前後の左ヘアピン立ち上がりで「後ろに赤いCBRがいる!」と気付いてからは、ペースを落として楽をしたい欲求と負けたくないプレッシャーとの戦い。

その赤いCBRはW邉さん。ここ最近メキメキ上達されていて、ベストもかなり更新しているようです。同じ若者、同じ600RR乗り同士として、負けられません!

30周のうち特に後半は、きっとW邉さんの方が良いペースで走れる状態にあったと思います。が、立ち上がり加速だけはがんばって前をキープし続けました。というか居座り続けました(苦笑)自分の体力的に、突っ込みとかはペースを落として走らざるを得ませんでしたが、普段と違うラインを使ってブロックすることはなく、正々堂々と走った(?)つもりです。帝王コーナーの進入は完全にインから入るのでブロックラインっぽいですが、タイムを出すときでもあのラインなのですf(^^;

 

 

残り10周くらいが本当にキツかったですが、へろへろになりながらも何とか完走!これがマラソンだったら、きっと歩いてしまってたほどの疲れようでした( ̄▽ ̄;) でも、ギブアップせず走り切った達成感はなんともいえませんね。最高!!!

結果はAクラス3位(予選:27秒31)! 去年のBクラス6位(予選:29秒58)から比べると上出来かなv(^^)v (ちなみに、一昨年は7月の耐久は参加しませんでしたが、6月は32秒49でした)


BクラスCクラスのK-RUN GPも盛り上がりました。特にCクラスのおもちさん、A部さん、Y本さんのバトルが激しかった!マシ耐って自分にとっては、ライディングスクールやレースでもあるけど、それ以上にお祭りなんですよね。ほんっと最高に良い一日でした。


参加者のみなさま、そしてこの場の企画・運営をしてくださった塾長はじめ、スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
塾の公式レポートにも書かれていましたが、今後は26秒台を出して「二強」に割って入れるようにがんばっていきます! そのうち必ずAクラスで優勝します!

過去に初参加時は一番下のクラス最後尾、その後Aクラス優勝、となった方はいたのでしょうか。自分はそれを目指しています!

■梨塾オフィシャルのレポート

 タイムアタック

 K-RUN GP

 

■ 走行メモ

  • H手さんと自分の動画比較から気付いた点は、実際試してみてやっぱり良かった。継続する。
  • バイクを寝かせる際のステップへの入力(上半身含め)が適当になってるので意識する。
  • タイムアタック時でもまだ状態が起きてる。もう少し後ろに座って&上体を伏せて、バイクと一体になってコンパクトになって走る。
  • メリハリが足りない。特に1コーナーと帝王の進入は最初緩めにかけておいて、後半でグッとレバーを引いてる。なんとなく走らずリズムをつくる。
  • スムーズさとバイクからの情報を感じるのを忘れないこと。


今回の写真はすべてみっち〜さんに撮影していただいたものです。いつも本当にありがとうございます<(_ _)>

ディアブロスーパーコルサ SC1/SC2(前/後) 走行時間計: トミン5.5h(含ウェット1h)+自走5往復+α