梨塾ガレージや梨塾生の皆さんの多大なご協力を得て、なんと4週間で復活したCBR600RR。前日に梨塾ガレージから自宅まで乗ってきて、まったく違和感がない。
前日徹夜明けで文字通り一睡もせずに梨塾ガレージに向かい、そのまま乗っても全然不快感なく帰ってこれました。いや、もちろん翌日普通の状態で自宅からトミンまで自走しましたけど、一ヶ月ぶりとは思えないほど、快適でした。本当に素晴らしい仕上がりにしていただきました。
とはいえ、サーキット走行はぶっつけ本番だし、自分も4週間バイクに全然乗ってないし、恐怖感からも立ち直れるかの不安は残ります。それでも、トミンに着いていつものみんながいるとテンション上がりますね。
■ フリー走行
サスのイニシャルとテンションを3回転・3クリックほど戻した状態から走行開始。路面温度が10度以下なので十分に気を遣いながら走るけど、まったくもって普通に乗れる。「恐怖感で楽しめないかも」なんていう心配は不要でした。
2本目になると大分慣れてきて、楽しくてしばらく連続走行。某FZさんに「調子良さそうだね。耐久テストでもしてるのかと思ったよ(笑)」と言われるくらい。
タイムはかろうじて26秒台をかするくらいで、ベストからは1秒ほど離れているけど、普通に走れるとは思わなかったので大満足。
■ タイムアタック
午前は日光ウォーマーが使えたけど午後は陰ってしまって使えない。路面温度を測ってみたら10度しかない。これはウォーマー勢と差をつけられてしまう。計測は10周あるけど、前半はウォームアップに使って後半にかけることにした。
LAP SHOTでは26秒70。公式結果は26秒672で3位。まさかのフロントロー。セカンドベストも26秒732なのでまぐれタイムでもない。
それにしてもSさんの26秒1には驚いた。あのコンディションでこれだけのタイムを出せるとは…
■ K-RUN GP
先月のことがあるので何としても普通にスタートしないと。
でも、普通にスタートするのってどうやって良いのか分からない。感覚を忘れてしまった? とにかく、左指でクラッチレバーを離すのが怖い。回転を上げずにゆっくりクラッチレバーを離してもフロントが上がってしまいそうな気がする。
と恐々スタートしたら出遅れた。出遅れすぎた。フロントロースタートの自分だけど、セカンドロースタートのgaiさんに圧倒的な速度差で抜かれた。
慎重になりすぎて、思わずふらついて車体が外側向いてしまってるくらい。
スタートしてからはタイヤのグリップ感が希薄なうちは十分慎重に走る。
中盤に差し掛かったところから、前のgaiさんを追う。
このショット、珍しくイン側の膝を開いてブレーキングしている。膝がまだ痛いのでこうせざるを得ないのだけど、両膝でタンクを挟むアクションにならないので、体重がシートに乗りやすく車体が安定する。
それは分かっているけれど、ブレーキングからの抜重への重心移動をつくりやすいので、つい両膝で挟む方が乗りやすくてずっとそうしていました。
でも、膝を開いた方がフォームの方がかっこ良いなーと思います、個人的には。膝を横というよりは少し前に開いて、上半身は少し外を向くフォームってものすごくかっこいいと思う。一昨年の下の写真で膝を開けてれば自分の中でのベスト!
これは2012年7月の1ショット
K-RUNも終盤になってgaiさんに何度かアタックをしかけるも、決め手にかける。
前回手こずったリアのスーパーコルサ(SC1)だけど、今回は少しずつ分かってきた。スロットルオンでの車体起こしとか前に車体を進める力はレーステック(K1)の方が上だと思うけど、ブレーキリリースからの最遅ポイントの掴みやすさは圧倒的に上だし、特性の違いが分かれば、自分でもスーパーコルサの可能性をまだまだ感じる。
アブレーションも出ないから、(少なくともこの時期での今の基本セッティングでは)レーステックよりもスーパーコルサ(V2でなくても)の方が持ちが良さそう。
最後はそのままゴール。
今年初ポイント! ポイントランキングは出遅れてしまったけど、これから追いかけていくので皆さんよろしくお願いします!
写真: 梨本塾:http://kei74moto.client.jp/
カメラ: 梨本塾オフィシャル & 影兄
○タイヤ:
F:DIABLO SUPERCORSA SC1 (120/70) 620 LAPs (含逆履き: 350 LAPs)
R:DIABLO SUPERCORSA SC1 (180/55) 160 LAPs