梨本塾タイムアタックGP (トミン277回目)

年に一度のタイムアタックGP。
単に梨本塾のいちイベントというだけでなく、その年の集大成としてベストタイムを狙う一大イベント。

そういっても、イベントとして特別な仕掛けがあるのではなく、シンプルにただひたすらベストタイムを出すために集中できる環境が用意されているというもの。

 

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この機会にシーズンベストを更新するライダーはやはり多く、自分ももちろんベスト更新を狙っていた。
昨年もこのタイムアタックGPでシーズンベストを更新し26秒12を記録。
これは今のCBRへの乗り換え以降のベストタイムでもあり、26秒1x以下のタイムは2013年以来の嬉しいタイム。

 

今年も同じように狙いたいところだけど、 新型コロナの影響等もあり走行回数が極端に少なく、タイムもそれほど良いタイムは記録できていない。
今年は9月梨塾で26秒45、10月梨塾で26秒35と、最近になってようやく26秒5以下を出せるようになってきたばかり。

 

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なので、意気込みとしては「ベスト更新!」ではあるものの、現実的にはそう簡単にはいかないかなあという思いもある。

 

午前 1本目

2週間前に梨塾で走っているということもあり、27秒前半はすぐに出る。
17周目で26秒93。

その後は楽に走ってタイムを出すような走りで練習。
全力で走ると昨日つくった課題の練習もできないので。
でも、これだとタイムは27秒前半までしか出ない。。

FIN H→13、FTEN H→2、RIN S→10(前回走行時よりFINとRINを3緩めた状態)

 

午前 2本目

コースイン3周目で26秒台が出た。これは自己新記録かもしれない。
ウォーマーでタイヤが温まりきっているとグリップ力の高さはもちろんのこと、タイヤ形状的にも非常に気持ちよく走りやすい。
途中ピットインしてしまった後は、できるだけこの状態を維持できるようにすぐに走り出さないとね。

その後は何度かタイムアタック的に走って26秒4xが2回。 

FIN H→12 (+1)、FTEN H→2 (±0)、RIN S10 (±0)

 

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午後 1本目

タイムは一日中申告可能ではあるものの、走行枠としてはここからがタイムアタック枠。
午後イチという時間帯は普段の梨本塾でもタイムアタック(K-RUN-GPの予選)の時間なので集中力も合わせやすい。
太陽の光がなく路面温度が温まりにくいがまだ25℃ある。
この後はどんどん下がっていってしまうと思われるので、この枠が路面温度的にはベストだと思った。

自分の頭の中で気をつけるポイントを何点か意識しながら周回を重ねる。
午前中の26.4秒台や前回梨塾走行時の26.3秒台も記録しながら徐々に補正していくと、このタイムが出た。かなり嬉しい!

FIN H→12 (±0)、FTEN H→2 (±0)、RIN S12 (+2)

 

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午後 2本目、午後 3本目

本来であればタイム更新の本命がこの枠だと思うのだけれど、路面温度が低い(約19℃だった)せいか、あまり良い感触が得られないしタイムも出ない。
そうはいっても、この枠でベストを大きく更新している人もいるので、言い訳になってしまいますけどね。。

おそらく、午前1本目で26秒16を出して集中力が切れてしまい、タイム更新のモチベーションを失ってしまったのもあるのだと思う。
その26秒16付近で何周も走れていたなら同日中の再更新も期待できるけれど、これはステップもガリガリしながら出した渾身の一周という感じでもあったし。

 

 

当日までのお話 

冒頭にも書いた通り、このタイムアタックGPにかける思いは強かった。

勉強用のために塾長の直近の走りを繰り返し見た。
麻痺するほど見て頭に染み付かせた状態で、自分のオンボード動画を見ると違いがよく分かって、気付きが得られやすい。

 


 

自分としては普段のメモに加え、このメモを持ってタイムアタックGPに臨んだ。

  • 最終進入は左ゼブラに沿ってさらに外まで行くつもりで。白いシミを通る。インベタにしない。
  • 最終進入は右に1スペース空間を作って、バンクタイミングも遅らせる(奥まで行って寝かす。V字でなくてレの字)
  • 1コーナー進入は外かつ奥まで行く、これで加速区間を長く確保。半径が大きくなり楽
  • 1コーナー立ち上がりはイン側ゼブラの切れ端にきちんと着いた後、しっかりアウト側ゼブラに向かって左に切り返す。ダラダラまっすぐ行かない。塾長はかなり左にバンクしてる気がする(タイヤ外形の大きさの変化でエンジン回転数の変化する音から推測)
  • 自分は最終コーナー開け直前でもたついている(おそらく鋭角に入っているため。ここを緩やかにする)
  • ゼブラから離れる(左以外の全コーナーで意識)
  • スロットルを開けることでイン側に向かせる(でもやりすぎない。開けを待ちすぎないように意識するということ)
  • 開け始めのラグを極小にするよう遊びを取って準備

 

自分にしか分からない表現でスミマセン(自分が後で振り返って思い出すためのメモなので)。
適切な日本語の表現ではなく、自分が課題を意識するためのきっかけにするためのものです。

 

おまけ

当日の塾長と自分のフォームを比較してみた。
(当然ながら比較用に撮影されたものではなく、たまたま存在する2つの写真というだけ)

 

https://livedoor.blogimg.jp/nashijukuriza/imgs/b/4/b4cf62e9.jpg

 

公式レポート:

 

Photo: 梨本塾オフィシャル 影兄 mipoko
http://kei74moto.client.jp/

  

天候:曇り時々晴れ
気温:13〜21℃
路温:19〜25℃ (おおよそ22℃を下回ると自分の場合タイム影響あり)
ベストラップ:26.16 (シーズンベスト。前年のタイムに0.04秒届かず)
リザルト:3位
Fタイヤ:V3 SC1 (170 LAPs) / トミン2回 (正履き:2回)
Rタイヤ:V3 SC1 (170 LAPs) / トミン2回 (正履き:2回)
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