トミンフリー走行 (トミン301回目)

昨年10月以来、久々のトミンフリー走行です。
トミンの3月土日は貸切が多く、この日は数少ないフリー走行可能日。
そして、非常に良コンディション!
午前走行ですが1本目から気温が14℃ほどあり昼には20℃にもなりそうな予報。

今回はレンタカーが借りられない(引越シーズンのためか空車なし)&節約ということもあり、CBR自走(自分が運転)+自宅の車(妻が運転)という半自走的な形。
2年ぶりのトミン自走でしたが、下道でも60分ほどで到着するので疲労は意外と平気でした。

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ブーツ新調

前回は新しいグローブで走りましたが、今回はブーツも新しい物で走ることにしました。
前々回くらいの梨塾本番で一度履いてみたのですが、バンク時にトゥスライダーがすぐに接地したり、シフトアップ後につま先がひっかかって抜けなかったりで走りにくかったりしたので、しばらく使用を見送っていました。

今回ちょうど自走でブーツに慣れる機会も得られるし、フリー走行で時間もあるので徐々に慣らしていこうということで。

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こうやって並べてみると、右足の爪先側面と両足の底面の消耗が激しいのがよく分かります。
そして、同じGPWブーツではありますが細かい仕様変更があるのか、デザインや大きさが若干異なるようです。

ちなみに、前回新調時は2014年10月なので7年半ぶり、トミン160回ぶりに新しくなりました。

 

フリー走行枠 1本目

路面温度28度。路面はすでにベストコンディションです。
新品ブーツは前述の通りやはり走りにくいものの、慣れるためにそのまま走行。

バンク時にトゥスライダーを擦ってしまうのはステップへの足の置き方が悪いので、これは乗り方を直すしかありません。
旧ブーツではトゥスライダーを外しており、新ブーツでも同様に外すという手もありますが、ステップの踏みかえ練習のためにあえて残してみようかと。

擦るのは右コーナーだけ。意識して確かめてみると、左コーナーではブレーキリリース開始タイミングあたりでブーツ底面をステップバーからステッププレートに向けるように踏みかえていますが(普段は無意識にやってる)、右コーナーでは踏みかえられていません。

さらにいうと右コーナーの中でも擦るのは1コーナーのみで、ここではステップバーやブレーキペダルバーも擦ってしまいます…

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もう一つの不具合、シフトアップ後につま先が引っかかって抜けないのは、写真の縫い目の部分がシフトペダルバー先に引っかかってしまうためでした(休憩中に検証した)。
当然ながらつま先を一旦真下方向に動かせば引っかかりなく抜けます。
たあ、普段そういう走り方をしないので1コーナー進入時にこのことに気を取られてタイムが出ないどころか、変にシフトペダルを触ってしまってギア抜けしてしまう危険性も…

これはシフトアップ時にペダルバーに触れる位置を乗り方で修正することにしました。

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フリー走行枠 2本目

路面温度32℃。引き続きベスコンです。
1本目終了後に確認した足の置き方に注意しながら走行。

まだ完全には慣れませんが、徐々にコツが分かってきました。
1コーナーはブーツを擦らないように足の置き方を工夫するのと併せて、身体をイン側に入れてバイクを寝かせないような工夫も。
(後者は意識的というよりは、バンク角を押さえようとして半ば無意識に)

色々試しながら走り、最終的にフロントとリアのイニシャルをそれぞれ2ずつ締めることになり、20周ほど走ってベストは26秒4。

気温が上がってきてスロットルを容易に開け切れてしまうのと、路面温度が上がってきてタイヤが滑り始めるのを感じます。

フリー走行枠 3本目

最後は純粋にタイムを追ってみようということで、新ブーツから旧ブーツに履き替えて走行。
やはり速く走るために気を付けることに対して集中できるので良いタイムが出ます。

26秒0x台が何度か出る(全開アタックした2周とも26秒0)ので、フロントイニシャルをもう少し締めてみようとしたところ、既にほぼ全締め状態。
試しにリアイニシャルを二段締め、トラコンの介入度合いを1クリック弱めて、残り5分で再度コースイン。

そして、1周ゆっくり周った後にタイムアタック
タイムアタック1周目で出ました、25秒94!
2013年以来の25秒台に返り咲き、そして当時の自己ベストも更新です。
本当に嬉しい!

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コース外から見るととてもよく身体が動いていたようです。
トゥスライダーを擦らないように新ブーツで走った2本目までの走行で、極力車体を寝かさないように身体をインに入れて荷重をかける走りが自然とできるようになったのかもしれません。

あとはスロットルの開け始めと開け終わりを意識して加速することと、進入時にブレーキを早めに離すのが功を奏したようです。

 

25秒台再達成まで

ここ数年だけ見ると順調のようにも見えますが、ここまではかなり大変でした。
トミンを走り始めてから26秒台突入まで2年半、そこから25秒台突入までは9カ月と、そこまでは順調でした。

その後、急激にタイムが落ちてしまいましたがこれは車体に問題があることが分かり、足回りを換装して翌年2013年には再度25秒台を達成しています。

ところが、その後は原因不明の不調に陥ってしまい、26秒前半には全く入りません。
それどころか、ベストから1~2秒ほどもタイムが落ちる時期(下図緑のラインの下)もありました。
当時は今以上に練習頻度も高かったのですが、練習により調子の悪い走りを上書きしてしまい、逆効果なのでは?とも思ったくらいです。

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※クリックで拡大

そして、2017年3月にバイクを乗り換えてからは調子のブレが少なくなり、少なくとも26秒台はほぼキープ。
それを含め、下記の要因によってタイム維持・向上ができたと考えています。

  • 車体への不安・不信がなくなった
  • 車載動画で走りを客観的に事後確認できるようになった
  • タイヤのライフを数字で管理するようにした(見た目だけで判断しない。特に低路温時に消耗度の高いタイヤを使わないこと)
  • 調子が良い時・悪い時の理由を文字に起こすようにした(感覚だけに頼らない)
  • ジョギングにより体の持久力・瞬発力がついた

 

それにしても本当に嬉しい!
3年前あたりまでは「再び25秒台を出したい」と漠然と思っているだけで、具体的に達成できそうな感覚はありませんでした。

長年の悲願が達成できて本当に満足です。
トミンの走行において、2014年(低迷開始年)以降で一番嬉しいできごとだったのは言うまでもありません。

帰ってからは焼肉で祝勝会♪

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天候:晴れ(ベストコンディション)
気温:13〜20℃
路温:24~34℃
ベストラップ:25.94(8年4ヵ月ぶりの自己ベスト更新!)
リザルト:-
周回数:62周
Fタイヤ:V3 SC1 (534周) / トミン7回 (正履き:4回、逆履き:3回)
Rタイヤ:V3 SC1 (534周) / トミン7回 (正履き:4回、逆履き:3回)
サスセット:FIN H→1 (S→14?)、FTEN H→1.5、FCOMP H→2、RIN S→15(前回から前後INI締め)
メンテ: -